ダイエット/投資関連ブログ

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ピーターリンチの株で勝つ(1)

現在、私は表題の本を読んでいます。


『ウォール街のランダムウォーカー』という本では、インデックス投資に勝る投資はないという結論が出ていました。


なぜ、勝る投資がないのかというと、統計データとして、ファンドマネージャーの成績でさえ、インデックス投資の平均的な上昇を上回れないのだから、いわんや、我々アマチュアはインデックスで間違いないでしょという内容であった。


一方、この本を読むと、ファンドマネージャーは色々なしがらみに縛られている。


例えば、ある小型で無名だが急成長していて、8割がた上がると思っている株があるとする。その株を買って、自身が運用する投信のポートフォリオに入れられるかどうか。
結論から言うと入れることはできない。理由は以下だ。
①自身が買えば急上昇し、その後も売り抜けるのが難しい。
②無名の小型の株なんて購入し、万が一上がらなければ気が狂ったと思われる。一方、有名な大型株を買い、下がっても市場が下がっているししょうがないねとなる。では、マネージャーはどちらを選ぶか。もちろん後者である。


まず、①については、ウォーレン・バフェットでさえ、自社の運用規模が大きくなりすぎて、株で利益を出すのは難しくなってきていると述べている。同様のことがファンドマネージャーにも言えることであろう。


②こちらも、金融業界あるあると言えそうである。大口の顧客に説明する際に、なぜこんな無名の株を買ったんだと文句を付けられるくらいなら、買わない選択肢を取るであろう。無用なリスクには触れないのである。


上記より、ファンドマネージャーが成績を出せるわけがないとこの本では書いてある。


逆に、この本の作者はこのしがらみを気にせずに運用できる立場にたまたまいたようで、結果的に市場を上回る好成績を残し続けられたということで、当該本を書いている。


つまり、インデックス投資が良いのは事実であるが、プロのように制約のないアマチュアであれば、個別株を購入して良い成績を上げることは可能であると述べている本である。